ほくとくんが我が家に来たのが２０１７年８月２日。今、その頃を写真を見ながら、記事を書いている。ほくとくんの一つの特徴は、鼻の左側が黒くなっているということだ。ほくろ？なのか分からないが、子猫の時から鼻の左側が黒い。このことには、一緒に暮らし始めた頃は気づくことはなかった。ある時、ほくとくんの写真を見た人が、お鼻のほくろがチャームポイントですね、と言っていて、ああ、そういえばと気が付いた。そう言われてみれば黒いなあとまじまじと見てみると、顔が小さいことも相まって、とても目立つものであることに気づいた。猫をまじまじと見たことがなかった僕は、猫の顔立ちや、毛並みや、ほくろにまったく興味を持つことがなかった。また別の人から言われたのは「はちわれ」である。これは「八の字」に見えることからそう呼ばれるようであるが、猫の模様の一つだそうだ。そう言われて、改めて見てみると、めっちゃハチワレやないですか〜、と驚いた。黒いほくろと、ハチワレの模様を持つほくとくん。そんな君の魅力に気づかないまま、子猫時代を一緒に過ごしていた。ほくとくんは、そんなことを知る由もなく、気がつけば、我が家に来て１ヶ月くらい経つ頃には、もうすっかりこちらを信頼しているようにも感じられた。安心して眠る姿。体全体を丸めて、ふわふわの毛で丸まっている姿。ちゃんと見つめれば、もっとたくさんの素敵なところを発見できるかもしれない。
こうやって写真を見てみると、耳がずいぶん大きかったことに気づく。猫の耳はパラボナアンテナのように前後左右に動いて、いろんな音を聴いているのがよくわかる。後ろから話しかけると耳が後ろを向いたりするのが面白い。
最近の顔と見比べると、基本的なところは変わらないけれど、明らかに「大人」な顔つきになっていることがわかる。耳も子猫時代よりも大きくは見えないけれど、その形は変わらない。鼻はやっぱり黒いですね。そして相変わらずのハチワレ。顔はむすっとしていますが、本当に優しい猫さんになりました。２年１０ヶ月。長いようであっという間だった期間に、ほくとくんはこんなふうにのびのびと成長しました。これからも変わらずのんびりいてください。